
運命美容ハーブ園では、心と身体の調和を目指し、さまざまなハーブを育てています。今回ご紹介するのは ゼラニウム です。
はじめに
ゼラニウムの精油は心理アロマ占いの基本精油の1本としても重宝しており、優しくてフローラルなバラのような香りで、女性性と深く関連している精油です。
ただ、ハーブのゼラニウムの葉は、精油の印象とは全く違っていて、フレッシュですが、薬草!という感じのグリーンな香りの印象です。
この緑の香りからエッセンシャルオイルの甘い香りが想像できなくて驚きました。育ててみると印象が変わりますね。
アロマテラピーの精油としてもお馴染みのこのハーブは、美容や健康への恩恵が多いだけでなく、虫よけとしても活躍してくれるということで活用できればと思い栽培にチャレンジしました。
ゼラニウムは高温多湿や寒さに弱く、日本の気候では育てるのが少し難しいと言われています。しかし、ヨーロッパでは昔から窓辺に飾られ、虫よけとしても親しまれてきました。私たちのハーブ園でも、庭での栽培に挑戦することにしました。
ゼラニウムの葉は、想像していた以上にグリーンの香りが強いので虫よけとして使われていたのは納得です。
ゼラニウムとは?(基本情報)
🌿 ゼラニウムの基本情報
- 学名:Pelargonium graveolens
- 科・属:フウロソウ科ペラルゴニウム属
- 原産地:南アフリカ
- 特徴:
- バラのような甘く爽やかな香り
- 虫よけ効果がある芳香成分を含む
- 美容や健康にも良い影響をもたらす
ゼラニウムの香りは リラックス効果 だけでなく、 ホルモンバランスの調整 にも役立つと言われています。特に女性の心と身体を整える作用があるため、アロマテラピーでは欠かせない精油のひとつです。
🌍 原産地と生育環境
ゼラニウム(Pelargonium graveolens)は、南アフリカを中心とする南部アフリカ地域(特に南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエなど)に自生しています。
これらの地域は温暖で乾燥した気候が特徴で、ゼラニウムも日当たりが良く、水はけのよい土壌を好む植物として育っています。
南アフリカのケープ地方では、多様なゼラニウムの品種が存在し、現地の先住民によって古くから薬草や香料として活用されていました。特に、ゼラニウムの葉から抽出される精油は、虫よけや傷の手当てに使われていたと伝えられています。
🌿 ヨーロッパへの伝播
17世紀頃、ゼラニウムはヨーロッパに持ち込まれました。特にフランスやイギリスで人気を集め、庭園や家庭の窓辺に飾る文化が生まれました。これは、ゼラニウムの香りに虫よけ効果があることが知られていたためです。
さらに、19世紀になるとブルガリアやエジプトでもゼラニウムの精油生産が始まり、特にブルガリア産のローズゼラニウムオイルは世界的に評価されるようになりました。
📜 ゼラニウムの歴史
ゼラニウムは 17世紀頃 に南アフリカからヨーロッパへ持ち込まれました。その香りの良さと薬効成分が評価され、フランスやイギリスを中心に広まりました。
特に フランスでは精油としての活用が進み、香水やアロマテラピーに取り入れられるようになりました。19世紀には ブルガリアやエジプトでもゼラニウムの精油生産が始まり、現在でも高品質なゼラニウムオイルの産地として知られています。
一方で、ドイツやスイスなどのヨーロッパ諸国では、ゼラニウムを窓辺に飾る習慣が定着しました。これは、美しい花を楽しむだけでなく、虫よけとしての実用的な目的もありました。ゼラニウムの強い芳香成分は 蚊や害虫を遠ざける効果 があるとされ、家庭の防虫対策として活用されていたのです。
現在では、アロマテラピーやナチュラルライフスタイルの中でゼラニウムの精油が広く使われ、美容や心のバランスを整えるためのアイテムとして人気があります。
ゼラニウムの栽培方法とポイント
ゼラニウムは日本の高温多湿の気候では育てるのが少し難しく、特に夏の蒸れや冬の寒さ対策が重要です。そのため、日本では鉢植えでの管理が推奨され、適切な環境を作ることで元気に育てることができるそうです。
🌱 適した環境
✅ 日光:直射日光は避け、半日陰がベスト(夏は蒸れに注意)
✅ 気温:15〜25℃が理想(寒さに弱いため、冬は室内で管理)
✅ 土壌:水はけの良い土が適している
✅ 水やり:乾燥気味に育てる(過湿に注意)
🌿 育てる際の注意点
- 夏の蒸れ対策として、風通しを良くする。
- 冬は寒さ対策として鉢植えなら室内へ移動。
- 乾燥気味に育てることで病気を防ぐ。
ゼラニウムの活用法
ゼラニウムは栽培するだけでなく、ゼラニウムのエッセンシャルオイルなども含めて日常生活でもさまざまな方法で活用できます。
🌺 アロマテラピー・美容への活用
- ゼラニウムの精油は ホルモンバランスを整える 効果があり、女性の心身をサポート。
- 気持ちが沈んでいるときには リフレッシュ効果、感情が高ぶっているときには 鎮静作用 が期待できる。
- スキンケアにも活用でき、 皮脂バランスを整える 効果がある。
🦟 虫よけとしての活用
- ヨーロッパでは昔から窓辺に飾られ、 自然の虫よけ として活用されてきた。
- 玄関やベランダ、庭に植えることで 蚊よけ効果 を期待。
- ゼラニウム精油を使った 手作り虫よけスプレー もおすすめ。
🌿 ゼラニウムのハーブを使ってできること
ゼラニウムのハーブは、美容・健康・スピリチュアルな用途 まで幅広く活用できまるようです。ゼラニウムを使ってできることをご紹介します✨ゼラニウムが大きくなってから試してみたいなと思います🌿
🫖 ゼラニウムハーブティー
🌺 効果:
- ホルモンバランスを整える
- リラックス&ストレス解消
- 血行促進で冷え性対策
🌱 作り方:
- 乾燥ゼラニウムの葉(またはフレッシュな葉)をティーカップ1杯に小さじ1程度用意
- 沸騰したお湯を注ぎ、5分ほど蒸らす
- ハチミツやレモンを加えても美味しいそうです✨
葉っぱの香りを嗅ぐとかなり強いのでどんな味になるのでしょうか・・・。
🛁 ゼラニウムのハーバルバス
🌺 効果:
- お肌をしっとり整える
- 香りによるリラックス効果
- 疲れた心を癒し、幸福感UP
🌱 作り方:
- ゼラニウムの葉をひとつかみ用意(フレッシュでもドライでもOK)
- 布袋やお茶パックに入れて、浴槽に浮かべる
- そのまま10分ほど湯船に浸かる
🌿 +アレンジ:
- ローズやラベンダー を加えて、さらに優雅な香りに✨
- エプソムソルト を加えるとデトックス効果UP
🕯 ゼラニウムの香り袋(サシェ)
🌺 効果:
- クローゼットや枕元でリラックス&虫よけ
- 持ち歩けば心のバランス調整に
🌱 作り方:
- 乾燥させたゼラニウムの葉を小さな布袋に詰める
- 好みでローズやラベンダーの花 もミックス
- クローゼットや枕元、バッグに入れて持ち歩く
🦟 虫よけ目的なら…
-
- レモングラスやミント を混ぜると防虫効果UP!
🦟 ゼラニウム虫よけスプレー
🌺 効果:
- 自然派のナチュラル防虫スプレー
- 玄関や網戸に吹きかけて蚊よけ
🌱 作り方:
- ゼラニウムの葉を煮出した濃いめのハーブティーを作る
- スプレーボトルに移し、お好みでレモングラスやミントの精油を数滴加える
- 玄関・網戸・衣類にシュッと吹きかけて虫よけ対策✨
💡 まとめ
ゼラニウムのハーブは、飲んでも・香りを楽しんでも・お肌につけてもOKな万能ハーブですね!同じゼラニウムの種類であるローズゼラニウムもご紹介しています!ゼラニウムとの違いなども、ご覧になって頂ければ幸いです!
リラックス・美容・虫よけ など、いろんな活用法があります🌿✨
これからの育成チャレンジ
ゼラニウムですが、植え替えしてから、少し元気がないので少し様子を見ながら育てていければと思います。
また、運命美容のハーブ園では、アロマテラピーに関するワークショップや、ハーブの育成を学ぶ機会も提供しています。
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください✨
🌿 まとめ
- ゼラニウムは香りの良い万能ハーブ!
- アロマテラピー・美容・虫よけに幅広く活躍
- 育て方にコツがいるが、挑戦する価値あり
今後もハーブ園の成長をレポートしていきますので、ぜひお楽しみに!🌿✨
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